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環境ニュース[海外]

EPA 沖合石油・ガス施設の冷却水取水装置から水生生物を守る規則案を公表

自然環境 野生動植物】 【掲載日】2004.11.19 【情報源】アメリカ/2004.11.03 発表

 EPAは、既存及び新規の沖合石油・ガス施設の冷却用水取水装置から、魚貝類その他の水生生物を保護するための規則案を初めて提示する。
 既存の施設に関し、要求事項の対象となる規模について、EPAは(1)取水量が1日当たり5000万ガロンを超える施設、(2)五大湖または沿岸地域からの取水量が1日当たり1億ガロンを超える施設、(3)取水量が1日当たり2億ガロンを超える施設、といった3つの選択肢を提示し、現在、パブリック・コメントを募集している。
 この規則案は、既存施設に対し、冷却水取水装置に取り込まれる生物の数を80〜95%削減する性能基準を達成することを求める。また、施設の位置、取水量、エネルギー発生量に応じて、一定の施設は、冷却システムに取り込まれる水生生物の数を60〜90%削減する性能基準も達成しなければならない。対象となる施設は、既存の技術の採用、追加的な魚類保護技術の選択、修復措置の利用、といった遵守方法を選ぶことができる。
 EPAは、規則の対象となる施設の規模および数にもよるが、年間で3000万から5000万の水生生物が保護されると推測している。【EPA】

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