一般財団法人環境イノベーション情報機構
UNEP ウミガメの混獲を防ぐ漁法に関する小冊子を公表
【自然環境 野生動植物】 【掲載日】2004.08.18 【情報源】国連/2004.08.02 発表
ハワイのブルー・オーシャン研究所、UNEP地域海洋プログラム、及びインド洋−東南アジア・ウミガメ事務局による小冊子「魚を捕まえ、カメを捕まえない漁法−延縄を使って−」が公表された。ウミガメは、エコツアーでも人気の高い生き物であり、ヒメウミガメなど、2億年以上前から地球上に生息している種もある。しかし、絶滅のおそれの高いウミガメ類は、混獲が懸念されている。
この小冊子では、よく使われているJ型フックではなく、大型円形フックを使用したり、延縄を40m以上沈めたりすると、ウミガメの混獲を削減できることが示されている。また、針につける餌、発光ダイオードや音響装置などの機器の利用、捕まってしまったウミガメの放し方などについても紹介している。
小冊子は、英語版、日本語版、スペイン語版がある。【UNEP】