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環境ニュース[海外]

EPA 大気汚染の健康影響に関する研究に 過去最高額の補助金を提供

大気環境 大気汚染】 【掲載日】2004.08.16 【情報源】アメリカ/2004.07.29 発表

 EPAのリーヴィット長官は、7月29日、大気汚染と心臓血管疾患との関係に関する研究について、3000万ドル(36億円)の補助金をワシントン大学に提供した。今回の資金提供は、科学研究に対して、これまでEPAが提供した中で、最高額である。
 全米研究評議会(NRC)は、粒子状物質に関するEPAの調査を評価した際、粒子状物質への長期的な暴露について、政府の知見を拡大するため、疫学的研究の必要性を強調した。今回の補助金は、粒子状物質その他の物質を含む大気汚染と、心臓血管疾患の進行(50歳から89歳までの8700人を対象)との関係について検討することで、この必要性に応えるものである。
 この研究では、全国の都市に居住する様々な人種の人々を追跡する。研究者は、粒子状物質への長期的な暴露と、動脈硬化症の特定の変化その他の心臓疾患に関連する要因との関係の有無について、評価を行う。ワシントン大学は、EPAに対し、研究や規制に関する決定に用いられるようなデータと知見を記した年間科学報告書を提出する予定である。
 この補助金は、EPAの「結果達成のための科学」(STAR)競争的補助金プログラムを通じて提供される。【EPA】

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