一般財団法人環境イノベーション情報機構
航空機騒音の規制を強化
【大気環境 騒音/振動】 【掲載日】2001.04.04 【情報源】イギリス/2000.12.18 発表
クリス・マリン国務次官は、12月18日、イギリスのヒースロー空港、ガトウィック空港及びスタンステッド空港から離陸する航空機に対し、騒音規制及びモニタリング体制を強化することを公表した。騒音の上限については、夜間(23:30〜6:00)は現行基準より2dB引き下げ87dBに、昼間は3dB引き下げ94dBにする。なお、23:00〜23:30及び6:00〜7:00の間は、現行どおり89dBが適用される。昼間の新基準は2001年2月25日から、夜間の新基準は次の夏の夜間規制シーズン(2001年5月25日頃)からスタートする。この他、モニタリング強化のため、ヒースロー空港については現在の8機に加え、さらに2機モニターを追加することなどが決まった。
なお、着陸時の騒音規制についても、航空機騒音モニタリング諮問委員会(the Aircraft Noise Monitaring Advisory Committee)において検討されたが、現実的でないとして見送られている。【イギリス環境・運輸・地域省】