一般財団法人環境イノベーション情報機構
UNEPとWWFインドネシア サンゴ礁保護のためバリ島の観光産業を支援
【自然環境 自然とのふれあい】 【掲載日】2004.05.24 【情報源】国連/2004.05.06 発表
UNEPはWWFインドネシアと協力し、インドネシアのクタビーチにおいて、ホテル経営者やダイビング業者を対象に、サンゴ礁保護のトレーニングプログラムを開始した。インドネシアは、世界のサンゴ礁の18%(51.020Km2)を有する、世界最大のサンゴ礁国である。また、サンゴ礁の生物多様性も豊かである。しかし、同国のサンゴ礁の82%は、乱開発や気候の変化のため、危機的状況にある。このような状況を受けて開始された今回のトレーニングは、観光客にサンゴ礁の重要性を伝えるため、5つのコミュニケーション・ツール(UNEPと国際サンゴ礁イニシアティブが開発)を中心に行なわれる。5つのツールは、(1)旅行客にサンゴ礁の特徴や重要性を知らせるパスポート、(2)いかに旅行客がサンゴ礁保護に貢献できるかを知らせるポスター、(3)子供達を対象にしたサンゴ礁のクイズ、(4)ボートを楽しむ人を対象にしたボートをめぐる問題(錨を下ろしてはいけないエリアの地図など)を示したチャート、(5)月ごとに様々な行動を紹介したカレンダー からなる。【UNEP】