一般財団法人環境イノベーション情報機構
気候変動枠組み条約第9回締約国会議 ミラノでスタート
【地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2003.12.16 【情報源】EU/2003.12.02 発表
12月1〜12日にかけて、気候変動枠組み条約第9回締約国会議(COP9)が、イタリアのミラノで開催される。今回の会合では、技術的な事項として、第3次評価報告書、気候変動への適応と対策、途上国の国別報告書、途上国への様々な資金メカニズムに関するガイダンス、技術移転、及びクリーン開発メカニズムにおけるシンクの扱いといった問題について検討する。閣僚級交渉は、3つのラウンドテーブルが連続して設けられており、それぞれ、技術、適応・対策・持続可能な開発、進捗状況の評価について話し合う。
EUは、2012年(京都議定書の第1約束期間終了後)以降の取組みについても、非公式な意見交換を続けていくことが重要だとしており、先進国の削減策を強化しつつも、将来的には、持続可能な開発という道のりに沿って、途上国の対策も徐々に増やしていく必要があるとしている。【欧州委員会環境総局】