一般財団法人環境イノベーション情報機構
COP9に向けて準備 森林吸収源・途上国支援・ポスト2012年が課題に
【地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2003.11.27 【情報源】オランダ/2003.11.10 発表
気候変動枠組み条約第9回締約国会合(COP9)が、12月1日〜12日にかけて、イタリアのミラノで開催される。オランダからは、Van Geel 国務大臣が、10・11日の閣僚級会合に出席する予定である。COP9では、森林などの吸収源(シンク)の扱いに関するルールを決定する必要がある。ボン及びマラケシュ合意では、途上国における森林事業も、京都議定書目標の達成のために活用できることとなったが、具体的なルールは決まっていない。EUは、森林の燃焼・伐採、及び地域住民への社会経済的影響を考慮したルールを確立すべく努力している。
また、途上国の気候政策を支援する基金についても、支出方法などついて決定する必要がある。さらに、第1約束期間が終了する、2012年以降の温室効果ガス削減方策についても検討する予定だ。
この他、国連の気候関係予算についても決定する必要がある。アメリカは、京都議定書の下では、貢献する用意はないとしている。【オランダ住宅・国土計画・環境省】(英語版)