貨物の環境規制遵守状況を検査　2割近くが違反

　オランダ住居・国土計画・環境省は、2003年9月に実施した、貨物輸送に関する検査の結果を公表した。これによると、貨物や廃棄物の船荷のうち、約2割近くが環境規制に違反していたことが明らかになった。検査は、100ヵ所近くの様々な場所で、4000のトラック、船、鉄道貨物用コンテナ、倉庫などを対象に実施された。規制に違反していたケースのうち、11％については、直ちに報告が策定されたが、その多くは、廃棄物の輸出入に関するEU規制やCFC規制に関する違反であった。検査の実施に当たっては、税関、警察庁（KLPD）、地方の警察組織、運輸・公共事業検査官などの協力を仰いだ。
　なお、この検査は例年実施されているもので、今回で9回目となる。昨年の違反は、調査した4000のトラック、船などの1割程度であった。【オランダ住宅・国土計画・環境省】（英語版）