一般財団法人環境イノベーション情報機構
重金属に関するオーフス議定書を批准
【大気環境 大気汚染】 【掲載日】2003.10.23 【情報源】ドイツ/2003.10.04 発表
9月30日、ドイツ政府は、大気中のカドミウム、鉛、水銀の排出削減を目指す「重金属に関するオーフス議定書」を批准した。同議定書は「長距離越境大気汚染条約」に基づくものである。議定書は、ドイツの批准により、発効条件である16カ国の批准が達成されたため、今年末に発効する。発効後、議定書批准国は、カドミウム、鉛、水銀の排出量を1985年から1995年の排出レベル以下に下げること、さらに、精錬、熱生産、交通、重金属含有物の製造などの分野において、重金属発生源に最新の技術を導入すること等が義務付けられる。【ドイツ連邦環境省】