欧州議会　環境責任指令案への支持を決定

　欧州議会は、欧州委員会が提案していた、環境責任（Environmental liability）に関する指令案への支持を議決した。
　欧州委員会のマルゴット・ヴァルストロム環境委員は、この議決を「法制化手続きの最初の段階の終了となるものだ」と歓迎するコメントを発表した。今後は、閣僚理事会において、同指令案に対する「共通の立場」が採択されることとなる。閣僚理事会での議論について、ヴァルストロム委員は、欧州議会でも様々な意見があった経緯を踏まえ、「環境責任に関する難解な文脈の中で、閣僚理事会に参加する加盟国が、政治的な合意点を見つけるのは簡単なことではないかもしれない。手続きに参加する全ての機関がしかるべき時期に合意に達し、また、こうした合意が適切かつ満足のいく妥協点となるよう、あらゆる当事者の希望を含んだものとなる必要があることを認識している」と述べた。【欧州委員会環境総局】