一般財団法人環境イノベーション情報機構
世界気象機関、欧州における温暖化の加速を警告
【地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2026.05.21 【情報源】研究機関/2026.04.29 発表
世界気象機関(WMO)は、温暖化が進む2025年の欧州の気候について、欧州中期予報センター(ECMWF)との共同報告書を発表した。・欧州域の95%以上が平年の年平均気温を上回った。寒冷地帯の温暖化は著しく、7月には亜北極帯のフェノスカンディア(スカンジナビア半島とその付け根一帯)が過去最長の3週間の熱波に襲われ、北極圏でも30℃を超えた。
・高温と少雨により、雪氷は大きく減退した。3月の積雪面積は平年の31%減で、1983年以降で3番目に少なかった。氷河質量も純減となった。
・欧州海域の86%が海洋熱波に襲われ、36%が強度の熱波で史上最大割合となった。海面水温は、4年連続で記録を更新した。
・水系の状態も悪化した。河川の70%が平年流量以下、土壌水分も1992年以降で3位以内の少なさであった。5月は、欧州のほぼ半分(53%)が渇水状態にあった。
・近年では少ないほうだったが、暴風雨と洪水が広範な地域を襲った。
・山林火災は史上最大の103万ヘクタール以上を焼いた。
【世界気象機関】