一般財団法人環境イノベーション情報機構
世界資源研究所、2025年に森林減少率は36%低下したが、森林火災が脅威と報告
【地球環境 森林の減少】 【掲載日】2026.05.21 【情報源】研究機関/2026.04.29 発表
世界資源研究所(WRI)の森林監視プラットフォーム「グローバル・フォレスト・ウォッチ」によると、2025年の熱帯雨林の減少率は過去最高だった2024年から36%低下した。それでも、減少率は10年前より46%高く、2030年までに減少を食い止め回復に転じさせるというグラスゴー・リーダーズ宣言の目標を約70%超過している。
減少率が低下したのは、主に各国の政策による。
ブラジルは、森林減少防止計画や環境犯罪への罰則強化が奏功し、延焼によるもの以外の熱帯雨林の減少率を2025年に前年比41%押し下げた。
インドネシアとマレーシアは比較的低い森林減少率を維持した。
他方で、ボリビア、コンゴ民主共和国、ペルー、ラオス、マダガスカルなどでは森林減少率は高止まりした。
森林減少の主因は依然として農地拡大のための伐採だが、2025年は世界の森林被覆減少の42%は火災によるものだった。
気候変動が火災リスクを高め、火災によって森林に貯留されていた炭素が放出され、気候変動が加速するという負の連鎖が起きている。
【世界資源研究所】