一般財団法人環境イノベーション情報機構
2002年大気質主要指標値の最終版を発表
【大気環境 大気汚染】 【掲載日】2003.05.19 【情報源】イギリス/2003.05.08 発表
5月8日、2002年の大気質主要指標値の最終版が発表された。都市部については、汚染度が高い、または中程度とされた日数の観測地点ごとの平均値は、前年の25日から2002年は20日に減少した(1993年は59日)。改善理由は主に粒子状物質(PM10)及びSO2の減少によるものだが、毎年の気象条件により数値は微妙に変化する。
一方、地方については、汚染度が高い、または中程度とされた日数の観測地点ごとの平均値は、前年の34日から2002年は30日に減少した。この値は、21日(1987年)から50日(1990年)の間で変動している。数値の変化は毎年不安定で、傾向も特にみられないが、これは地方の大気汚染の主要な原因である、オゾン濃度の変化が不安定であるため。
なお、2003年1月に発表された暫定版から、2ヵ所ほど計算の修正があるが、全体的な評価については特に変化は無かった。【イギリス環境・食糧・地方事業省】