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環境ニュース[海外]

ドイツ、連邦内閣が二酸化炭素回収・貯留(CCS)技術の使用に関する法案を承認

環境行政 法令/条例/条約】 【掲載日】2025.10.24 【情報源】ドイツ/2025.10.08 発表

ドイツ連邦内閣は、二酸化炭素回収・貯留(CCS)技術の使用に関する法的条件を定めた法案2件を承認した。

法案では、特定の産業分野から排出される、排出を回避できない温室効果ガスの貯蔵方法として二酸化炭素回収・貯留(CCS)技術の導入について定めており、排他的経済水域(AWZ)および大陸棚でのCO2貯蔵を可能としている。
また、他国とCO2の輸出に関する二国間協定の締結についても定めている。

ドイツ連邦環境・気候保護・自然保護・原子力安全省 (BMUKN)のシュナイダー大臣は、「CCS技術は気候変動対策に一定の貢献をする可能性があるが、万能ではない」と述べ、「CO2排出の回避が最優先されるべきだが、特定の産業では回避できないプロセス由来の排出が発生する。
このような場合、CCS技術が解決策となる。
一方で海底におけるCO2貯蔵が海洋環境に与える影響は最小限に抑えなければならない。
連邦政府は海洋保護区はCO2貯蔵から除外されるべきだと一致している」と強調した。

両法案は今後、ドイツ連邦議会で審議と承認を受ける必要がある。

【ドイツ連邦環境・気候保護・自然保護・原子力安全省】

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