一般財団法人環境イノベーション情報機構
ドイツ、2025年環境関連予算について大臣コメントを公表
【環境行政 その他(環境行政)】 【掲載日】2025.09.19 【情報源】ドイツ/2025.09.05 発表
ドイツ連邦環境・気候保護・自然保護・原子力安全省 (BMUKN)のシュナイダー大臣は、2025年の予算委員会の審議を終え、「環境関連の予算は、厳しい状況にもかかわらず、堅実で実行可能なものとなった。特に注目すべきことは、国内および国際レベルの気候保護イニシアティブの資金調達が確保されたことである。
これにより、都市や農村地帯、企業における気候保護プロジェクトを高いレベルで支援し、ドイツが約束した国際的な気候資金の提供を実現することができる。
さらに、自然気候保護行動プログラムも継続して推進できる。」と述べた。
2025度の予算は、当初の26億5,000万ユーロから約4,200万ユーロ増額された。
特に、@海洋弾薬処理センターの設立準備として10万ユーロの追加資金と2026年から2028年にかけて30万ユーロの資金の計上、A製品を廃棄せずに修理・再利用を推進するための取り組みに対する補助金の増額、B環境インフラ輸出支援の拡充として環境保護輸出イニシアティブへの支援金の増額が挙げられている。
さらに2025年度の気候変動対策として、約15億ユーロが気候変動基金(KTF)に配分され、その中で自然気候保護プログラムと国内・国際気候保護イニシアチブが特に重点となっている。
【ドイツ連邦環境・気候保護・自然保護・原子力安全省】