一般財団法人環境イノベーション情報機構

ヘルプ

サイトマップ

メールマガジン配信中

環境ニュース[海外]

国連食糧農業機関、生態系回復取組をモニタリングするAIM4NatuReプログラムを開始

環境一般 調査/研究】 【掲載日】2025.05.09 【情報源】国連/2025.04.22 発表

国連食糧農業機関FAO)は、生態系の回復状況のモニタリングを革新するプログラムAIM4NatuRe(2025〜2028年)を立ち上げる。
昆明・モントリオール生物多様性枠組は2030年までに劣化した生態系の最低30%の回復を掲げるが、進捗状況の把握は遅れている。
各国の技術と能力の不足が原因で、生物多様性条約(CBD)事務局の調査では回答した国の80%はデータ収集能力がないと報告している。

同プログラムは世界の自然回復の進捗状況のデータセットを作成し、各国に能力構築と最新技術利用のための支援を提供する。
森林モニタリング向けの先行プログラムAIM4Forests(2023〜2028年)は、衛星データ、遠隔探知、AI、機械学習など先進技術を利用してモニタリング技術の革新とデータの作成を進めており、すでに14ヶ国で訓練を実施した。
また世界各地の取組の進捗を追跡し優良事例を知るための情報共有ツールである生態系回復取組モニタリングサイト(FERM)には、今後データ収集、分析、報告に役立つ手引き機能も追加する。

国連食糧農業機関

情報提供のお願い(企業・自治体の方へ)

記事に含まれる環境用語

プレスリリース

関連情報

関連リンク