一般財団法人環境イノベーション情報機構

ヘルプ

サイトマップ

メールマガジン配信中

環境ニュース[海外]

カナダ環境・気候変動省、炭素価格付け制度による収入で地元の脱炭素プロジェクトを支援

環境行政 その他(環境行政)】 【掲載日】2025.04.07 【情報源】カナダ/2025.03.21 発表

カナダ環境・気候変動省は、カナダの炭素価格付け制度の一つである連邦出力ベース価格付け制度(OBPS)の収入により、温室効果ガス排出削減に寄与する革新的クリーン技術プロジェクト38件に対し1億5,000万ドルを支援する。
プロジェクトは、石油ガスボイラーの電気ボイラーへの転換、クリーンで強靭な国産グラスファイバーの製造、先進炭素管理技術の展開、亜鉛メッキ鋼板の耐久性向上などで、実施による排出削減は2030年に54万トンの見込みである。プロジェクトは、OBPS適用のマニトバなど4州に立地する。

OBPSは、大量排出事業者に対し排出上限を割当て、これを超過した者に対して燃料に課せられる炭素税相当金額の連邦政府への納入又は他の事業者や政府からのクレジット購入を義務付ける。
政府収入はすべて発生州(事業者の所在地)に還元することとされ、OBPS収入基金の脱炭素インセンティブプログラムにより地元プロジェクトの支援が行われる。
これまでにプロジェクト53件に対し8億7,400万ドルが支出された。

【カナダ環境・気候変動省】

情報提供のお願い(企業・自治体の方へ)

記事に含まれる環境用語

プレスリリース

関連情報

関連リンク