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環境ニュース[海外]

欧州委員会、EU沿岸の海洋ごみは2020-21年に2015-16年比で29%減と発表

地球環境 海洋汚染】 【掲載日】2025.02.20 【情報源】EU/2025.02.04 発表

欧州委員会は、「EU沿岸海洋ごみの傾向2015-2021」を発表した。

沿岸で収集した 2.5cm 以上の海洋ごみを 個数/100m の単位で集計し、2015-16年 を基準に 2年 ごとの傾向を分析したところ、2020-21年 のEU沿岸の海洋ごみは 29% 減少した。
最も減少率が大きかったのはバルト海 45% で、地中海 38%、黒海 30% と続く。
単位あたり個数では、バルト海 13個減、地中海 143個減、黒海 289個減で、黒海の減少が著しい。

調査対象は、使い捨てプラスチック(タバコの吸い殻、ゴム風船なども含む)、漁業関連廃棄物、さまざまな用途のプラスチック製の袋とこれらの破片で、この分類別にみると、EU沿岸全体で使い捨てプラスチックは 40%減少、漁業関連廃棄物は 20%減少、プラスチック製袋は 20%減少した。

しかし、2020-21年の欧州平均値 203個/100m は、合意された上限値 20個/100m に遠く及ばない。
EUゼロ汚染行動計画は、2030年までに海洋プラスチックごみの 50%削減を掲げている。

【欧州委員会】

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