一般財団法人環境イノベーション情報機構
東アジア海域環境管理パートナーシップ、海洋プラスチック汚染対策の進捗と計画を報告
【地球環境 海洋汚染】 【掲載日】2025.02.18 【情報源】国際機関/2025.01.30 発表
東アジア海域環境管理パートナーシップ(PEMSEA)は、韓国海洋水産部(MOF)による政府開発援助(ODA)として実施されている海洋プラスチック汚染削減事業について、2024年の進捗と2025年の作業計画を報告した。この事業は、フィリピンと東ティモールにおいて、地域ガバナンスの強化、革新的な解決策の実証、多様な利害関係者の連携の促進を主眼として進められてきた。
報告の主な内容は以下の通り。
<2024年の進捗>
・東ティモールとの覚書が交わされ、事業の実施が正式に承認された。
・海洋プラスチック汚染のベースライン評価が完了した。
・9つの現地機関との共同の海岸監視により、プラスチック廃棄物蓄積に関するデータを得た。
・6つの革新的な試験事業のコンセプトが創出され、2025年に詳細な設計と実施を行う準備が整った。
<2025年の作業計画>
・試験事業の開発・実施、能力開発イニシアチブの強化などの分野を優先分野とする。
・5月までにベースライン評価を最終確定し、7月に統合報告書を公表する。
【東アジア海域環境管理パートナーシップ】