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環境ニュース[海外]

国連食糧農業機関、気候危機がラテンアメリカ・カリブ諸国の食料安定供給を脅かすと報告

地球環境 その他(地球環境)】 【掲載日】2025.02.14 【情報源】国連/2025.01.27 発表

国連食糧農業機関FAO)は、報告書「ラテンアメリカ・カリブ諸国の食料安全保障と栄養の概要2024年版」を発表した。

・中度・重度の食料不安率は 2年 連続で改善し、10年間で初めて世界平均を下回った。
・地域全体で飢餓人口は 2021〜2023年 に 430万人 減少したが、カリブ諸国では増加した。
・5歳未満の子どもの栄養不良は 2022年 に 11.5% で世界平均(22.3%)より低いが、近年改善は減速している。
・5歳未満の子どもの肥満率は 2022年 に 8.6% で世界平均(5.6%)より高く、この 10年 世界平均を上回る増加率が続く。特に南米の増加が著しい。
・飢餓、肥満など地域内の格差が目立つが、健全な食事をとれない人口の格差は大きく、カリブ諸国は人口の 50% で南米・中米の倍近い。

報告書は、食料の安定供給と栄養確保の阻害要因として、紛争、経済停滞、貧困、地域内・ジェンダー格差など構造的な問題をあげ、特に気候変動と暴風雨・干ばつ・高温など極端気象の脅威を強調した。
極端気象による被害は、アジアにつぎ世界で 2番目 に大きい。

国連食糧農業機関

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