一般財団法人環境イノベーション情報機構
イギリス環境・食糧・農村地域省、農業の収益性と持続可能性を高めるビジョンを公表へ
【環境行政 その他(環境行政)】 【掲載日】2025.01.27 【情報源】イギリス/2025.01.09 発表
イギリス環境・食糧・農村地域省(DEFRA)のリード大臣は、同国政策の「変革への計画」の一環として、「農家のためのニューディール」の実現に向けて以下の一連の改革を行うことを公表する(注)。・国産農産物の支援:公共部門が調達している食材や調達先を監視する。
・食料生産の支援:計画策定を改め、食料生産増に必要な農場内のインフラ整備を迅速化できるようにする。
・収入源の多様化:太陽光発電や風力発電の電力網接続を加速し、農家が同発電の余剰電力の販売から追加収入を得られるようにする。
・公正なサプライチェーン:サプライチェーン全体の公正な競争を通じて収益性を高める。
・貿易協定における農家の保護:環境及び動物福祉に関する同国の高い基準を維持する。
年内に、農業及び食料生産の持続可能性や収益性を向上させ長期的な食料安全保障を確保するためのロードマップを発表し、これを青写真として必要な変革を実現するとしている。
政府が目指すのは、食料生産中心、農家の経営安定、自然回復、の3要素を追求する農業の未来だという。
(注)2025年1月8日から開催中のオックスフォード農業会議において演説予定の内容である。
【イギリス環境・食糧・農村地域省】