ドイツ、内閣が気候変動適応戦略2024を承認

【環境行政 その他(環境行政)】 【掲載日】2024.12.27 【情報源】ドイツ／2024.12.11 発表

ドイツ連邦内閣は「気候変動適応戦略2024」を承認した。
戦略は気候変動に耐性を持つ社会、経済、自然、インフラの実現を目指すもので、暑さ、干ばつ、大雨、洪水などの極端な現象を防ぐ33の目標と180以上の対策が提示されている。

これは2023年に施行された気候適応法に基づき制定されたもので、4 年ごとに更新される。
目標は主に2021年の気候影響およびリスク分析から導き出されたもので、特に早急な対応が求められている気候影響に焦点が当てられている。
ほとんどの目標は2030年までに達成される予定であり、目標には、達成度を測定するための指標が設定されている。

連邦環境省指揮のもと、関連するすべての政府機関が参加する共同プロジェクトであり、各政府機関はそれぞれの所轄分野の目標の策定に貢献し、将来的にその実施、資金調達、成果の確認に責任を負う。

また、戦略の開発には、連邦州、自治体、学術界の代表者が広範に関与しており、さらに気候変動の影響が異なる5つの地域で暮らす市民がアイデアや提案を提供した。
これらの成果は気候適応戦略に広く反映されている。

【ドイツ連邦環境省】