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環境ニュース[海外]

カナダ環境・気候変動省、石油・天然ガス部門のキャップアンドトレード開始案を発表

エネルギー その他(エネルギー)】 【掲載日】2024.11.19 【情報源】カナダ/2024.11.04 発表

カナダ環境・気候変動省は、石油・天然ガス部門対象にキャップアンドトレード方式による排出量取引制度を開始するための規則案とそのための排出量算定方法案を公開した。

同部門は、カナダ最大の排出源で、2022年 には総排出量の 31% を占めている。
一方、カナダは世界第4位の産油国、第5位の天然ガス生産国で、同部門は 40万人 を雇用する重要部門である。
営業利益は 2019年の 66億ドル から 2022年の 666億ドル へと10倍増し成長部門でもある。

排出量取引制度は、この利益を脱炭素技術導入促進に誘導し、2019年比 35% の排出量削減の実現を目指す。
さらに、クリーンな製品として国際競争力が向上、生産量は制度下でも 2030〜2032年 に2019年比 16% 増加するという。

対象は、2022年 に同部門排出の 85% を占める海洋施設、LNG生産施設、油砂(オイルサンド)採掘・改質施設、在来型石油生産施設、天然ガス生産・処理施設、LNG製造施設など上流部門となる。規則案は意見公募を経て、2025年 に決定し発表の予定である。

【カナダ環境・気候変動省】

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