一般財団法人環境イノベーション情報機構
ドイツ、2023年の途上国への気候資金として総額99億ユーロを拠出
【地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2024.10.11 【情報源】ドイツ/2024.09.27 発表
ドイツ連邦経済気候保護省( BMWK)は、途上国と新興国における気候保護と気候適応の推進支援のためのドイツの分担金として2023年に総額99億ユーロを拠出したことを公表した。これはドイツ連邦政府が欧州委員会への報告書において明らかにしたもので、世界公約である途上国と新興国への年間1000億ドルの支援を実現するためにドイツが貢献したことを示している。
これらは贈与相当額を含む連邦予算の他、公的資金を動員した融資や民間投資などで構成されており、支援は気候変動への適応策(43%)と気候保護(57%)に対して行われている。
また、連邦政府は、2025年 以降は年間 60億ユーロ の連邦予算を拠出することを国際的に約束している。
ドイツの拠出金の大部分は、ドイツがパートナー国と二国間交渉で合意した気候プロジェクトにおいて利用されている。パートナーシップによりパートナー国の優先事項とドイツの政府が持つ関心の両方が考慮されたプロジェクトが選択されている。
2023年にはドイツ連邦政府は、ブラジル、コロンビア、コートジボワールとの新たな気候パートナーシップ、そして西バルカン諸国(アルバニア、ボスニア・ヘルツェゴビナ、コソボ、モンテネグロ、北マケドニア、セルビア)との地域気候パートナーシップに合意した。
この協力関係では特に再生可能エネルギーや供給網の拡大、エネルギー効率の向上、森林と湿原の保護を重点にしている。
【ドイツ連邦経済気候保護省】