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環境ニュース[海外]

国際エネルギー機関、2030年の再エネ3倍目標は達成可能だが送電網や蓄電の拡充が必要と報告

エネルギー 再生可能エネルギー】 【掲載日】2024.10.10 【情報源】国際機関/2024.09.24 発表

国際エネルギー機関(IEA)は、2023年 COP28 で合意したエネルギー目標(排出量、再エネ、エネルギー効率等)の実現に向けた報告書を公表した。
特に 2030年 までに世界の再エネ容量を 3倍、エネルギー効率改善率を 2倍 にするという目標は、適切な実現条件が整えば達成可能であり、次の国別目標(NDC)や国際協力の指針にするよう促した。

具体的に、
・再エネ3倍目標:
 有利な経済性・十分な製造能力・強力な政策が奏功し、達成可能だが、目標の恩恵を最大限引き出すには、2030年 までに 2,500万km の送電網の建設・近代化、1,500GW のエネルギー貯蔵容量が必要。
・エネルギー効率改善率2倍目標:
 各国政府がエネルギー効率の政策優先度を高める必要があり、先進国は電化に注力し、電気自動車ヒートポンプ等を推進、新興国は特にエアコンなど冷房設備の効率基準を強化することが重要。

IEAの分析では、再エネ・効率目標を完全に達成すれば、2030年 の世界の排出量を 100億トン 削減でき、パリ協定の気温目標達成の可能性が開けるという。

国際エネルギー機関

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