一般財団法人環境イノベーション情報機構
韓国環境部、気候変動に対処するダム建設候補地を発表
【地球環境 その他(地球環境)】 【掲載日】2024.08.14 【情報源】韓国/2024.07.30 発表
韓国環境部(ME)は、気候変動に対処するため新たに 14ヶ所 のダムを建設すると発表した。近年、気候変動が原因とみられる水関連の災害が増加している。
2024年7月は、この月だけで年降水量の半分を超える地域が相次ぎ、500年 に一度の大雨の地域もあった。
2022年には南部で史上最長 227日間 の干ばつを記録した。
ダムの必要性は高まっているが、過去14年間、多目的ダムの建設はなかった。
建設予定のダムは、市民を気候災害から守るだけでなく、都市や戦略産業の将来の水需要に応える。
各ダムは雨量 80〜220mm に対処できる洪水調整能力があり、14ヶ所 のダムで年 2億5,000万トン の水(220万人分)を供給する。
ダムの種類は、多目的ダム 3ヶ所、洪水調整ダム 7ヶ所、農業・工業・都市用水の取水ダム 4ヶ所である。
地域別では、漢江流域に 4ヶ所、洛東江流域に 6ヶ所、錦江流域に 1ヶ所、栄山江・蟾津江流域に 3ヶ所の建設となる。
政府は、建設に当たり家屋の水没・移住を最小限にし地元の水利用を阻害しないよう、地元との協議に努める。
【韓国環境部】