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環境ニュース[海外]

ボン気候変動会議、COP29に向けていくぶん進展があるも課題を残して閉幕

地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2024.07.02 【情報源】国際機関/2024.06.13 発表

2024年6月3日から始まったボン気候変動会(注)が閉幕した。会議では、同年11月に開催される国連気候変動枠組条約(UNFCCC)第29回締約国会議(COP29)での合意形成に向けて必要とされる議論が行われた。
以下が主な成果だという。
・気候資金に関する新規合同数値化目標(NCQG)に盛り込む内容を整理した。交渉文書の草案の骨子をCOP29までに確定する必要がある。
・適応に関する世界全体の目標(GGA)について、各テーマ別目標の進捗を測る指標を、包摂的で透明性が高く、科学的に正しいものとすべく、段取り面などで前進した。
・より良い世界的な炭素市場の運用に向けて、クレジット認可や対象活動の範囲、登録簿など、パリ協定第6条における主な技術的側面で重要な進展があった。
・締約国は、透明性の確保や断固たる気候行動計画の策定に向けて協力した。
UNFCCCのスティル事務局長は閉会に際し、「いくぶん前進した。しかし、まだ課題は山積している。COP29で野心的な成果を上げるために、この先非常に険しい山を登らなければならない」と述べた。

(注)国連気候変動枠組条約第60回補助機関会合(SB60):科学上及び技術上の助言に関する補助機関(SBSTA)及び実施に関する補助機関(SBI)の第60回会合

【国連気候変動枠組条約】

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