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環境ニュース[海外]

粒子状物質の10ミクロン基準維持か

大気環境 大気汚染】 【掲載日】2001.04.12 【情報源】イギリス/2001.04.03 発表

 大気基準専門検討会(The Expert Panel on Air Quality Standards)は審査結果をまとめ、粒子状物質を10ミクロン未満とする現行の大気基準は適切だと発表した。
 検討会では、アンソニー・シートン教授が中心となって、イギリスの大気基準を、粒子状物質の構成物質の違いに基づいて規定すべきかどうか、検討を行ってきた。検討会の結論によると、現行基準は適切であるという。また、健康への影響は、「微」粒子だけによるものではなく、大きな粒子も関連があると発表。今後の課題として、これらの粒子を特定するとともに、引き続きレビューを行うことが必要だと指摘した。
 キース・ヒル環境大臣はこの指摘に応えて、「現行の大気基準が適切であると結論づけられたが、この検討結果は、国の大気基準の見直しに当たって重要な資料となるだろう」と述べた。また、既に、イギリス政府が、試験的に、2.5ミクロン以下の微粒子など、粒子状物質の様々な構成物についてモニタリングを数カ所で行っていることも明らかにした。【イギリス環境・運輸・地域省】

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