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環境ニュース[海外]

世界気象機関、2023年は世界平均気温など多くの指標が記録を更新と発表

地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2024.04.04 【情報源】国際機関/2024.03.19 発表

世界気象機関(WMO)は、年次報告書「世界の気候の現状2023」を発表した。2023年は、気候変動を計る指標の多くが記録を更新した。
・2023年に世界平均気温は工業化以前より1.45℃高く、史上最高であった。
・海域の90%以上が熱波を経験した。
・過去10年、海面上昇は観測開始当時(1993〜2002年)の2倍の速度で進む。
南極海氷は、南極の冬季末である9月の面積が、過去最小記録を100万km2も下回った。
・氷河も1950年以降で最大の消失をみた。
熱波、洪水、干ばつ、林野火災、熱帯暴風雨など気候災害による人的・経済的被害は甚大であった。
再生可能エネルギー容量は2022年から50%増加し、伸びはこの20年で最高だが、COP28の設定目標達成には3倍増が必要である。資金不足も問題で、1.5℃目標達成には2030年までに9兆ドル、2050年までにさらに10兆ドル必要である。適応対策は、途上国だけでも2030年までに毎年2,120億ドル足りない。
・CO2ほか主要な温室効果ガスの大気中濃度は2022年に史上最高を記録、2023年も増加を続ける。

世界気象機関

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