一般財団法人環境イノベーション情報機構
EU理事会、2040年までに大型車のCO2排出を90%削減する基準案に欧州議会と合意
【地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2024.02.05 【情報源】EU/2024.01.18 発表
EU理事会は、2023年2月に欧州委員会が提出した大型車(HDV)CO2排出基準規則(2019年制定)改正案について、欧州議会と次の内容で合意したと発表した。・大型トラック(7.5トン以上)と長距離・都市間バスの新車に対し、現行目標の2025年までの15%削減に加え、新たな削減目標を2030年までに45%、2035年までに65%、2040年までに90%と定める。(基準期間は2019年7月1日〜2020年6月30日)
・2035年には、ごみ収集車、コンクリートミキサー車も対象とする。
・路線バスは、2030年までに90%、2035年には100%の削減、トレーラーとセミトレーラーは、2030年までに各々7.5%、10%削減し以後これを維持する。
・小型トラック(5トン以下)への適用も検討し、小規模製造業者、鉱業・林業・農業用車両、軍用・消防用車両、市民保護・治安・医療用車両などを除くほぼすべてのHDV新車が対象となる。
2027年に改正規則の評価を行う。今後、内部での検討を経て正式承認、官報登載後発効する。
【EU理事会】