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環境ニュース[海外]

世界資源研究所、報告書「気候取組の現状2023」を発表し、取組の遅れを警告

地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2023.11.29 【情報源】研究機関/2023.11.14 発表

世界資源研究所(WRI)は、ベゾスアースファンドなどと共同作成した報告書「気候取組の現状2023」を発表した。報告書は、電力、建物、工業、運輸、森林・土地、食料・農業の各部門さらに炭素除去技術と気候資金を対象に、取組の進捗を42指標で評価する。1.5℃目標達成へ順調に向かうのは、自動車販売数中のEV比の増加(1.6%/2018年から10%/2022年)の1指標のみであった。企業の気候関連情報開示を法で義務付ける国(5ヶ国/2021年から35ヶ国/2022年)、太陽光・風力発電など6指標は前進するも進捗は遅い。炭素除去技術、資金投入など24指標の進捗は大きく遅れている。鉄鋼業の排出、自動車移動、化石燃料補助金の削減など6指標は遅れどころか後退で、方向転換が必要である。
報告書は、とくに次の取組の加速を要請している。
・太陽光・風力発電の増強
・石炭火力発電の段階的廃止を7倍速
・都市交通システムの整備拡大を6倍速
・森林減少率の低減を4倍速
・健康的で持続可能な食生活への移行を8倍速
世界資源研究所

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