カナダ政府、ノースウェスト準州における先住民主導の土地保全イニシアチブの枠組合意に署名

【環境行政 その他(環境行政)】 【掲載日】2023.10.31 【情報源】カナダ／2023.10.13 発表

カナダ政府は、ノースウェスト準州の先住民の代表や準州政府などとともに、同準州における先住民主導の土地保全イニシアチブの枠組合意に署名した。
このイニシアチブは、官民が資金を投じて大規模で長期的な保全活動を支援するという革新的な資金調達モデルである、永続的なプロジェクトファイナンス（PFP）のかたちをとる。今回の合意は、関係者による画期的な協働の成果だという。合意が最終確定すれば、同準州内の保全地域は2倍以上に広がり、これにより国内の保全地域も2.5％以上増える見込みで、先住民主導の土地保全イニシアチブとしては世界最大級になる。
枠組合意には、イニシアチブの条件や期待される成果のほか、投資の範囲内で行われる活動が盛りこまれている。関係者は2023年12月の最終合意を目指しており、カナダ政府はまず1億ドルの拠出を約束しているが、最終合意には最終的な拠出額が反映されるという。
2022年12月、トルドー首相は、最大4つの先住民主導の土地保全イニシアチブを支援するために8億ドルを投じると発表していた。
【カナダ環境・気候変動省】