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環境ニュース[海外]

欧州委員会、炭素国境調整メカニズムの移行期間の報告義務に係る実施規則を採択

環境行政 その他(環境行政)】 【掲載日】2023.09.05 【情報源】EU/2023.08.17 発表

欧州委員会は、炭素国境調整メカニズム(CBAM)について、本格導入までの移行期間(2023年10月1日から2025年12月31日)における報告義務に係る実施規則を採択した。
CBAMは、EUの気候政策パッケージ「Fit for 55」の柱のひとつであり、2050年までの温室効果ガス(GHG)排出実質ゼロを目指して規制強化が進むなか、EUに拠点を置く企業が規制の緩い域外に生産拠点を移す、又は炭素集約型の輸入品が増えるといった場合(炭素リーケージ)に対処するための措置である。
同規則は、CBAM対象製品の輸入業者に課すCO2排出量などの報告義務(四半期ごと)や同対象製品の製造過程におけるCO2排出量の計算方法について定めている。初回の報告は2024年1月31日が期限で、移行期間には課金は行われない。
また、同委員会はCBAM対象製品の輸入側と製造側のそれぞれに向けて、実施のための手引きも公表した。CO2排出量の計算と報告に役立つITツールも開発中であり、研修資料等の提供やウェビナー開催も予定している。
【欧州委員会】

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