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環境ニュース[海外]

ドイツ 「持続可能な開発のための2030アジェンダ」推進に向けドイツにおける活動指針をまとめた報告書を承認

環境行政 その他(環境行政)】 【掲載日】2023.08.03 【情報源】ドイツ/2023.07.23 発表

ドイツ連邦内閣は、2015年に国連加盟国193ヶ国により採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」を成功に導くため、ドイツにおける活動の指針をまとめた報告書「国際的責任と協力」を承認した。
報告書では、発展途上国の国々における持続可能な17の目標の達成に困難をもたらしている生産、消費、貿易パターンの影響について考察し、ドイツ企業のサプライチェーンにおける劣悪な労働条件や児童労働、製品の生産やプラスチックの輸出における環境汚染や大量の水消費などをその要因として指摘している。
連邦政府は、第三国への悪影響を回避、軽減するためのプロジェクトの実施、法律の制定、戦略の策定を検討し、EUサプライチェーン法を推進していくとしている。さらに持続可能な循環経済の発展やEU農業補助金の再構築、環境関連の広告宣伝の規制といった政治的アプローチにより、他国への悪影響を最小限に抑制することにも取り組むとしている。
今回の報告書は省庁間に設置されたチームによって作成される計7つの報告書のうちの1つであり、2024年末までに改正されるドイツ持続可能性戦略に組み込まれる予定である。
【ドイツ連邦環境省】

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