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環境ニュース[海外]

イルカ類の混獲防止に向け 新戦略

自然環境 野生動植物】 【掲載日】2003.03.31 【情報源】イギリス/2003.03.20 発表

 イギリスのエリオット・モーレイ漁業大臣は、3月20日、イルカや他のクジラ類の混獲防止に向けた「イギリス小型鯨類混獲対応戦略(the UK Small Cetacean Bycatch Response Strategy)」を発表し、関係者からの意見の募集を開始した。
 この戦略は、イルカやネズミイルカなどの小型鯨類が魚網で殺傷される事故を防ぐための方策を示す。主な勧告としては、北海及びケルト海で操業する特定のイギリス漁船に対し、魚網と併せて警報装置を使用するよう法律上義務付けること、鯨類の混獲防止のための効果的な監視制度や鯨類に配慮した漁業を促進する制度を導入することなどが盛り込まれている。
 モーレイ大臣は、混獲がイルカや他の鯨類の保全にとって主要な脅威となっていると指摘した上で、「イギリスは、解決策を生み出す欧州のリーダーの一つとなっている・・・しかし、真の問題解決のためには、EUレベルの協力が不可欠である」と述べ、他のEU加盟国の漁業大臣及び欧州委員会に対して、取組みを求めていく考えを示した。【イギリス環境・食糧・地方事業省】

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