一般財団法人環境イノベーション情報機構
国際エネルギー機関、世界的なエネルギー危機の中、各国のクリーンエネルギーへの投資は継続していると報告
【環境行政 その他(環境行政)】 【掲載日】2023.06.20 【情報源】国際機関/2023.06.02 発表
国際エネルギー機関(IEA)は、各国のエネルギー関連支出に関する最新の調査結果を公表し、政府によるエネルギー関連支出の2つのタイプについて現状を報告した。クリーンエネルギー技術への支援
・2020年以降、総額1兆3,400億ドルが投じられた
・直近の6ヶ月間に発表された新規の支出は約1,300億ドルとパンデミック発生以降で最も低い水準だったが、減速傾向は一時的とみられ、追加の政策パッケージが数多く発表されている
・特に国内でのクリーンエネルギー製造に対する直接的なインセンティブは約900億ドルに達する
エネルギー価格高騰による国民の負担の軽減
・2022年初頭の世界的なエネルギー危機の発生以来、短期的な負担軽減策に9,000億ドルが配分された
・政府の介入の効果で、収入に占める家庭のエネルギー支出の割合の上昇はおおむね低く抑えられているが、低所得者層はエネルギー支出の割合がもともと高く、価格高騰の影響を強く受ける
・新興国、途上国では、特に食費と並んでガソリン価格の高騰が家計に影響を及ぼした
【国際エネルギー機関】