一般財団法人環境イノベーション情報機構
アメリカ海洋大気庁、2023年の大西洋ハリケーンシーズンはほぼ平年並みと予報
【地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2023.06.12 【情報源】アメリカ/2023.05.25 発表
アメリカ海洋大気庁(NOAA)は、2023年の大西洋域のハリケーンの発生と発達はほぼ平年並みと予報した。ハリケーンシーズンは、6月1日から11月30日までで、2023年の予測は、40%の可能性でほぼ平年並み、平年を上回る又は平年を下回る可能性はそれぞれ30%である。
命名熱帯低気圧(風速約17m/s以上)は12〜17個発生し、うち5〜9個がハリケーン(約33m/s以上)に、うち1〜4個は重大ハリケーン(約49m/s以上)に発達する。
2023年に発生が予測されるエルニーニョ現象は、ハリケーンの活動を抑えるが、一方、平年より活発なアフリカ西部のモンスーン、大西洋熱帯域とカリブ海の平年を上回る海面水温などハリケーン発生の好条件があり、エルニーニョ現象の効果は相殺される。
NOAAは、シーズンに備え、最大の被害をもたらす洪水の予報の充実など体制整備に努め、シーズンピークに際し、今後8月初めに最新の予報を提供する。
【アメリカ海洋大気庁】