アメリカエネルギー省、クリーンな自動車技術の推進に9600万ドルを提供

【大気環境 その他(大気環境)】 【掲載日】2022.08.08 【情報源】アメリカ／2022.07.21 発表

　アメリカエネルギー省（DOE）は、国内の輸送部門の脱炭素化を支援する9600万ドルの資金提供公募を行うと発表した。対象は以下の3つの分野となる。またすべての応募プロジェクトはバイデン政権が進める「正義40イニシアティブ」に従って、不利な条件下に置かれてきた地域社会の利益となることが求められている。
・電気自動車（EV）充電インフラの整備
　2030年までに国内の自動車販売台数の半分をEVにするという政府の目標にそって需要が高まる充電設備を、すべての人が家や職場の近くで利用できるよう拡充する。排出ゼロの中・重量車のための燃料補給インフラを整備する。
・電気駆動部品と素材の技術革新
　EVの性能向上や価格の低下に必要な新素材や新しい電気駆動システムの開発などを推進する。
・クリーンなノンロード車両の開発
　極めて大きい炭素排出源である農業・建設機械、鉄道、船舶、航空機などノンロード車両を、電化や代替燃料使用によって脱炭素化する。
【アメリカエネルギー省】