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環境ニュース[海外]

連邦政府と州 デポジット制度改正に合意

ごみ・リサイクル リサイクル】 【掲載日】2003.02.26 【情報源】ドイツ/2003.02.16 発表

 デポジット制度は、簡潔に、そして消費者と経済活動にとって実用的なものにすべきである・・・2月16日、トリッティン環境大臣と州の代表者はベルリンで会談し、デポジット制度改正の要点に合意した。合意の軸は、将来、缶やガラス、プラスチックのような全てのワンウェイ容器に対し、デポジット義務を課すことである。この会議には、ラインラント‐プファルツ州、ノルトライン‐ベストファーレン州、バーデン‐ヴュルテンベルク州、そしてバイエルン州の代表者が参加した。
 トリティン環境大臣は、「消費者や小売業者のため、簡潔なデポジット制度の構築に取り組めることを光栄に思う。連邦環境省は、本日、州の代表者と合意した内容をもとに、連邦政府、連邦議会、連邦各州がともに可決することができる容器包装令改正草案を迅速に策定する」と述べた。
 環境に配慮した飲料容器(リターナブル、環境に配慮したワンウェイ容器)に入れられる「飲料の割合」は、将来的に80%以上を示すことが求められ、モニタリングが行われる。

デポジット制度改正のための容器包装廃棄物令改正部分)
○第8条1項(全てのワンウェイ容器のための一般的なデポジット制度)と第9条1項(第6条3項に基づいたデュアルシステム参加容器に対するデポジット制度免除)は、変更されない。
○第9条2項において、デポジット義務のあるワンウェイ容器が規定される(変更なし)。同時に、デポジット義務が免除される飲料の一部が指定される(変更点)。

(改正の要点)
○デポジット義務は、将来的に、次の例外を除いた全てのワンウェイ容器に課される。
・環境に配慮したワンウェイ飲料容器である紙パック飲料、プラスティック袋入りの牛乳(他の容器容器に関しては、今後、環境負荷の度合いを調査し、環境に配慮していると認められた容器について、デポジット制度からの除外を認める)。
・ワイン(パールワイン、スパークリングワイン、ベルモットワイン、デザートワインを含む)、スピリッツ、全ての混合飲料(カクテルなど)。
・ダイエット食品に関する政令第1条に規定されているダイエット食品。
デポジット制度が既に施行されたことにより、リターナブル容器の割合の公表は、もはやデポジット制度を課す義務の根拠にはならない。
○第1条において、少なくとも飲料の80%が、環境に配慮した容器(リターナブル、環境に配慮したワンウェイ容器)に入れられるようになるよう規定する。
○第9条において、連邦政府は、毎年、環境に配慮した容器に移し替えられた「飲料の割合」を連邦官報に掲載し、公表する。リターナブル容器の割合とは、分けられなければならない。

【ドイツ連邦環境省】

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