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環境ニュース[海外]

世界経済フォーラム、グローバルリスク調査をもとに影響の深刻さで最大となるのは気候変動対策の失敗と報告

環境行政 環境白書】 【掲載日】2022.02.03 【情報源】研究機関/2022.01.11 発表

 世界経済フォーラム(WEF)は、「グローバルリスク報告書2022年版」を公表し、今後10年間に起こりうる世界的なリスクのうち、影響の深刻さに関して最大となるのは「気候変動対策の失敗」だと報告した。2番目に深刻なリスクは「極端気象」、3番目は「生物多様性の消失」となっている。報告書は、専門家や政財界のリーダー、市民社会の代表らを対象にした調査に基づいており、今回が17回目である。報告書によると、各国が今後数年間の課題を見据えた政策を策定することや、温室効果ガス(GHG)排出量が実質ゼロとなる経済への移行を確実にするために、世界のリーダーが一丸となり、様々な関係者の意見を調整して取り入れることが求められている。報告書の作成に協力しているチューリッヒ保険グループ側は、「気候変動への対処に失敗すれば世界のGDPは6分の1減少する可能性がある。政府や企業が、直面するリスクに対処し、革新的で断固とした、誰も置き去りにしないGHG排出量実質ゼロ経済への移行を推進すること、これは今なら間に合う」と語る。
【世界経済フォーラム】

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