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環境ニュース[海外]

気候変動に関する政府間パネル、第3作業部会報告書の最終ドラフトを配布

環境行政 行政資料】 【掲載日】2021.12.15 【情報源】国際機関/2021.11.29 発表

 気候変動に関する政府間パネル(IPCC)は、第6次評価報告書(AR6)の第3作業部会(WG3)政策決定者向け要約(SPM)の最終ドラフトを各国政府へ配布した。各国政府はSPMを評価し、WG3報告書で示される基礎的証拠が反映されているかどうかを検証する。WG3報告書は気候変動の緩和を評価するもので、地球温暖化の原因となる温室効果ガスの排出削減や吸収源強化による気候変動の脅威への対応や解決策などを扱う。すでに1次ドラフトには専門家査読者から1万6000件を上回るコメントが、また続く2次ドラフトには、専門家査読者と41の政府から5万1000件を超えるコメントが寄せられ、WG3報告書執筆者が対応している。
 IPCCは2021年8月に、気候変動が広範に急速に勢力を増していることを示す物理科学を評価する第1作業部会(WG1)報告書を発表。またWG3報告書の評価に先立ち、気候の影響や適応に注目した第2作業部会(WG2)報告書が、2022年初めに承認会議で審議される予定である。
 WG3報告書の政府承認会議は、2022年第1四半期後半に予定されている。
気候変動に関する政府間パネル】

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