一般財団法人環境イノベーション情報機構
7カ国目のCDM協定をニカラグアと締結
【地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2003.02.07 【情報源】オランダ/2003.01.30 発表
オランダは、京都議定書のクリーン開発メカニズム(CDM)の活用に関する協定をニカラグアとの間で締結した。ニカラグアは、オランダが類似のCDM協定を結んだ相手国としては7番目となる。これまでに、パナマ、コロンビア、コスタリカ、グアテマラ、エルサルバドル及びウルグアイと同様の協定が締結されている。今回の協定により、オランダはニカラグアで持続可能なプロジェクトを実施し、これによって抑制できるCO2排出量、最大500万トンを削減枠として入手することができる見通し。これはオランダの削減義務の達成に活用されるであろう。オランダは、京都議定書により、2008年から2012年までに、温室効果ガスの排出量を1990年レベルから6%削減する義務を負っている。削減目標のうち半分はオランダ国内で実施されなければならないが、残りは国外で達成してもよい。
今回の協定に関し、持続可能なエネルギー、省エネまたはクリーン・テクノロジーへの投資を行う者は、プロジェクトの提案を行うことができる。プロジェクトの提案は、オランダ住居・国土計画・環境省により、仲介組織、すなわち世界銀行、国際金融公社(IFC),アンデス開発公社(CAF)及びラボバンクに提出されるであろう。
【オランダ住宅・国土計画・環境省】(英語版)