一般財団法人環境イノベーション情報機構
第4回アジア太平洋地域大臣及び環境当局フォーラム、持続可能な開発目標の達成に向けて自然保護の強化を約束
【地球環境 海洋汚染】 【掲載日】2021.10.26 【情報源】国連/2021.10.07 発表
2021年10月6〜7日、国連環境計画(UNEP)と韓国環境部の共催により、第4回アジア太平洋地域大臣及び環境当局フォーラムが開催された。域内32ヶ国の環境大臣や政府高官が出席し、海洋ごみやプラスチック汚染、持続可能な消費と生産、グリーンリカバリー、炭素中立などについて議論が交わされた。閣僚らは、同地域が持続可能な開発目標(SDGs)を達成するため、汚染を食い止め、海洋や生物多様性を保護し、炭素中立の持続可能な開発を進めるうえで、自然に基づく解決策を中心に据え自然保護の取組を強化することを約束し、域内をはじめとする国際協力の必要性を確認した。また、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の世界的大流行(パンデミック)はより良い再建のための好機でもあり、パンデミック対策を通じて、人間の福利と環境配慮型の雇用の創出と生態系の健全性の連鎖を強化することができるとの認識も共有された。このフォーラムで得られた域内共通の視座は、2022年の第5回国連環境総会(UNEA5.2)での議論につなげられるという。【国連環境計画】