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環境ニュース[海外]

国連環境計画など、西インド洋地域で海洋保護区の拡大が進み2015年以降に倍増以上と報告

地球環境 海洋汚染】 【掲載日】2021.08.11 【情報源】国連/2021.07.16 発表

 国連環境計画UNEP)は、西インド洋地域の水域の持続可能な管理・利用を目指すナイロビ条約などと共に、条約加盟10ヶ国における海洋保護区の現状や展望に関する報告書をまとめた。これによると、同地域では海洋保護区の指定が進み、対象面積の合計は域内の排他的経済水域(EEZ)の7%に相当する55万3163平方キロに達した。このうちの推定63%は持続可能な開発目標(SDGs)が採択された2015年以降に指定されており、2019年にはセーシェルや南アフリカが、「2020年までに少なくとも海域及び沿岸域の10%を保全する」とのSDGs(目標14.5)を達成している。また、各国が新たに保護区として検討中の水域は5万平方キロ以上あるという。一方で報告書は、ポスト2020生物多様性枠組で提案されている「2030年までに陸域と海域の30%を保護する」との野心的な目標を達成するには、各国による一層の努力や投資が必要だと指摘する。海洋保護区の効果的な管理についての課題も挙げ、これらを踏まえた勧告も盛り込んでいる。
国連環境計画

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