一般財団法人環境イノベーション情報機構
大気・水・土壌の汚染対策がテーマの2021年度EUグリーンウィークは記録的多数の市民・利害関係者等を動員
【地球環境 その他(地球環境)】 【掲載日】2021.06.23 【情報源】EU/2021.06.04 発表
欧州委員会によると、2021年度EUグリーンウィークは記録的多数の市民や利害関係者等の参加を得て6月4日に閉幕した。今回は5月に採択されたEUゼロ汚染行動計画の目標に向け、大気・水・土壌の汚染への対処、汚染が人の健康や生態系に無害な水準まで減少した世界の構築に焦点を当てた。オンラインのハイレベル会合では、健康と環境との関連性、汚染と生物多様性との関係、環境に優しい習慣を促す方法に関して示唆に富む多くの議論が行われた。また、44ヶ国で約600のイベント(子供向けセミナー、グリーンリカバリー議論、ハッカソン等)が開催され、欧州グリーンディールが目指す構造変化と共に個人の行動の力が浮き彫りになった。オンライン会合には5300人以上、イベントには約8万人が参加した。
期間中、欧州委員会は使い捨てプラスチックの削減に向け、新EU規制の正しい適用を促す指針を提示。そのほか、EUのLIFEプログラムの受賞プロジェクト発表、ゼロ汚染行動計画の実施を促す利害関係者プラットフォームの立ち上げ等が行われた。
【欧州委員会】