一般財団法人環境イノベーション情報機構
アメリカ環境保護庁、過去50年間に大気汚染物質の排出は大幅に減少し経済成長も維持と報告
【大気環境 大気汚染】 【掲載日】2021.06.14 【情報源】アメリカ/2021.05.26 発表
アメリカ環境保護庁(EPA)は、1970年から2020年までの国内の大気汚染状況の推移をまとめた報告書を公表した。これによると、この期間に、大気浄化法の下で6つの主要な汚染物質である一酸化炭素(CO)、鉛(Pb)、二酸化窒素(NO2)、オゾン(O3)、粒子状物質(PM)、二酸化硫黄(SO2)の排出量の合計は78%減少し、国内経済は2.72倍成長した。さらに、大気汚染物質の全国平均濃度も、下記の通り1990年(一部の物質を除く)から2020年にかけて大幅に減少したという。・CO(8時間値):73%減
・Pb(3ヶ月平均値):86%減(2010年〜)
・NO2(年間値):61%減
・NO2(1時間値):54%減
・O3(8時間値):25%減
・PM10(24時間値):26%減
・PM2.5(年間値):41%減(2000年〜)
・PM2.5(24時間値):30%減(2000年〜)
・SO2(1時間値):91%減
EPAのリーガン長官は、「環境保護と経済成長が両立することが改めて明確に示された」と述べた。
【アメリカ環境保護庁】