一般財団法人環境イノベーション情報機構
欧州委員会とUNEP、気候変動や生物多様性喪失、汚染への対策で協力を強化へ
【環境行政 その他(環境行政)】 【掲載日】2021.03.17 【情報源】EU/2021.02.26 発表
欧州委員会と国連環境計画(UNEP)は2021年2月26日、気候や環境の分野における協力強化に向けた覚書附属書に署名した。この附属書は2021〜2025年の両者協力の対象分野を定めたもので、循環型経済の促進や生物多様性の保全、汚染対策に重点を置いた内容になっている。具体的には以下の5分野を視野に入れているという。1)研究者と行政担当者による情報交換(科学・政策インターフェース)や国際環境ガバナンスの改善
2)持続可能なエネルギーを重視した気候変動への回復力と気候中立性の向上
3)健全で生産性のある生態系の促進
4)循環型経済の推進と資源効率の向上
5)汚染ゼロに向けた取組と健康増進
両者は、持続可能な未来に向けてグリーン経済への移行やデジタル化の推進を成し遂げるためには、社会を挙げた取組が必要だと強調している。
なお、両者は2014年、持続可能な開発などに関連した共通課題について協力を強化するための覚書を締結しており、2015年には2015〜2020年の協力分野を定めた附属書に合意していた。
【欧州委員会】