一般財団法人環境イノベーション情報機構
韓国環境部、大気質監視衛星打ち上げ1周年にあたり成果と今後の計画を発表
【大気環境 その他(大気環境)】 【掲載日】2021.03.09 【情報源】韓国/2021.02.19 発表
韓国環境部(ME)と国立環境研究院(NIER)は、静止環境監視分光計(GEMS)を搭載した衛星の打ち上げ1周年にあたり、主な成果、及びNIERと環境衛星センター(ESC)の2021年の計画を発表した。GEMSは韓国の大気質改善の取組の中心であり、同国の2050年までの炭素中立の達成への寄与も期待されている。1年目の主な成果として、1)アジア全域の大気質の画像の正式な公開開始、
2)国内外機関と共にGEMSのデータの正確性向上をめざす幅広い協力関係の確立、
3)大気質予測の精度向上と緊急の大気質問題への対応に利用可能なGEMSの解析データの提供開始、
が報告された。また2021年の活動として、
1)GEMSのデータに基づいた3D大気質・気候変動監視ネットワークの構築、
2)アジア13ヶ国でGEMSのデータを応用し大気質改善をめざすパンドラ・アジア・ネットワーク(PAN)の構築、
3)GEMSのデータサービスの正式な開始、
を発表した。
【韓国環境部】