一般財団法人環境イノベーション情報機構
ドイツ 連邦政府と州政府が旧国内国境地帯の恒久的保護を求める声明を採択
【自然環境 身近な自然の保全】 【掲載日】2020.10.02 【情報源】ドイツ/2020.09.21 発表
ドイツ連邦政府は、旧東西ドイツ国境に接する9つの連邦州と共同で、旧国内国境地帯「グリーンベルト」の恒久的な保護とビオトープネットワークのさらなる発展を進めるための声明を採択した。連邦環境省(BMU)は、ドイツ民主共和国(旧東ドイツ、DDR)における平和革命、壁の崩壊、1990年のドイツ再統一は、ドイツの自然保護において重要な推進力となったことを指摘している。特に、1990年9月にDDR最後の政権が「国立公園プログラム」により、広い範囲の土地の特別保護を決定したことにより、統一後のドイツにおいて多数の自然保護地区が確保されることになったという。現在、ドイツには16の国立公園、18の生物圏保護区、31の自然公園がある。さらにNATURA2000も加え、国土の3分の1が保護の対象となっている。【ドイツ連邦環境省】