一般財団法人環境イノベーション情報機構
ドイツ 国家エネルギー気候計画を承認
【環境行政 環境モニタリング】 【掲載日】2020.06.26 【情報源】ドイツ/2020.06.10 発表
ドイツ連邦内閣は、国家エネルギー気候計画(NECP)を承認した。NECPは、EUにおける新しい計画策定・モニタリングツールであり、2030年に向けたエネルギー効率の向上及び再生可能エネルギーの拡大に関する各国の目標を示すものである。連邦内閣のNECPは、「2010年エネルギーコンセプト」、「2030年気候保護プログラム(KSP)」、および「2050年エネルギー効率戦略」に基づき策定されたもので、一次エネルギー消費を2008年比で2030年までに30%削減、総エネルギー消費における再生可能エネルギーの割合を2030年までに30%に拡大、国内の温室効果ガス排出量を1990年比で2030年までに55%削減、さらに、2050年までに温室効果ガスをニュートラルにすることがまとめられている。EU加盟国は、2019年末までにNECPを作成し欧州委員会に提出することが求められていたが、ドイツ政府は、2019年秋に気候保護プログラムを公開したこともあり、NECPの策定が遅れていた。【ドイツ連邦経済エネルギー省】